僧侶養成講座(得度)

観音御光之会

得度(とくど)とは、仏教において在家(俗世の人)が出家して僧侶となること、またはその儀式を指します。

文字通りの意味は「度を得る」、つまり「煩悩の世界(生死の苦海)を超えて仏教の世界に入ること」を表します。

得度の意味と意義

  1. 出家の第一歩
    • 得度は、仏教徒として正式に僧侶(出家者)になるための最初のステップです。これによって仏道修行の生活に入ります。
  2. 精神的な転換
    • 得度は単に外面的な儀式だけでなく、仏法に従って生きる決意を表す内面的な転換をも意味します。
  3. 仏教の修行者としての資格
    • 得度を受けることで、僧侶としての地位を得ます。

得度の儀式

得度は、宗派によって多少異なりますが、以下のような流れが一般的です:

  1. 髪を剃る(剃髪)
    • 頭を剃ることで、俗世との関係を断ち切る象徴とします。
    • 髪を剃る行為には、「煩悩を削ぎ落とす」という意味が込められています。
    • 有髪の場合も少し髪を切ります。
  2. 戒律の授与
    • 得度者は僧侶として守るべき戒律(五戒、十戒など)を師僧から授けられます。
    • これにより、仏教徒としての行動規範を学び、それに従うことを誓います。
  3. 法衣(袈裟)の授与
    • 僧侶の象徴である袈裟(けさ)を授けられます。
    • 袈裟は仏教における清浄さや修行の精神を象徴しています。
  4. 法名の授与
    • 新たに仏教徒としての名前(法名)を授かります。法名は仏教徒としての新たな人生を象徴します。
  5. 三宝への帰依
    • 仏(仏陀)、法(仏教の教え)、僧(僧伽)への帰依を誓います。これにより、仏教徒としての所属が明確になります。

得度後の生活

  1. 修行の開始
    • 得度は始まりにすぎず、得度後は本格的な修行生活が始まります。
    • 瞑想や読経の練習や作法など住職(寺を運営できる教師資格)目指します。
  2. 僧侶としての役割
    • 得度後は、仏教の教えを広めたり、信徒の指導を行ったりといった僧侶としての役割を担います。
    • 日本では、寺院を運営する住職となるための第一歩として得度が必要です。
    • 特性を見て観音御光之会の支院や別院を任せます。

得度と在家出家

日本の仏教においては、特に曹洞宗や浄土真宗など一部の宗派では、在家のままで僧侶となる「在家出家」も存在します。

この場合、完全に世俗の生活を断つのではなく、家庭や仕事を持ちながら僧侶としての修行や活動を行います。

観音御光之会では家庭や仕事を持ちながら僧侶としての修行や活動を行います。

得度の現代的な意義

現代では、得度を単なる宗教的な行為と捉えるのではなく、「人生の転機」や「精神的な修行の決意」として行う人も増えています。

  • 僧侶としての活動を始めるために得度を受ける。
  • 自己の人生を見つめ直すために得度を行う。

得度は、仏教徒として新たな人生を歩み始める重要な儀式です。

仏教の教えに基づいて生きることを象徴する行為であり、僧侶としての出発点となります。

宗派や目的によって形式や意義は異なりますが、いずれの場合も、精神的な決意と新たな始まりを表す深い意味を持つ行事です。

観音御光之会